ゴルフのトレーニングで大切な、カラダの分離と協同とは?
東京・自由が丘のパーソナルトレーニングジムHEARTBODY代表の江川です。
ゴルフのパフォーマンスアップの為のトレーニングも、指導させて頂いております。
そこでゴルフのスイングを考えた時に、とても大切になるカラダの仕組みをご紹介します。
▫首や腰などの関節を痛めやすい方
▫切り返しのパワーロスをしやすい方
▫カラダが硬くて筋肉の弾性がうめず、力で打ちやすい方(男性に多い)
▫スイングの可動域はあるけど、安定性やパワーがない方(女性に多い)
などのお悩みがあるゴルファーの方には、改善の手段になる可能性が高いです。
それが、『分離』と『協同』というカラダの構造の仕組みです。
人のカラダの各関節は、大きくモビリティ関節(可動性に優れた関節)とスタビリティ関節(安定性に優れた関節)に分けられます。
このモビリティ関節の動きの低下や、
スタビリティ関節の安定の低下、
またはその協調性の低下は、
隣り合う関節や、更により遠位(遠く)までにも影響を与え、
痛みや機能不全、柔軟性やパワーロスなどのパフォーマンスの低下にも繋がります。
例えでよく、”膝関節はかわいそうな関節”と言われていて、
足首の関節と股関節の間に挟まれているので、そのモビリティやスタビリティの低下の影響を、膝関節が被っているケースが多いからです。
※例えば、膝に痛みがあるけれど、その原因は足首や股関節のパフォーマンスに原因がある事が少なくありません。
ゴルフパフォーマンスよくあるのが、
よく女性はカラダが柔らかく、動くけれど安定性が弱い。
よく男性はカラダが硬く、力はあるけれど可動性が低い。
もちろん性別ではなく、個人差・個体差による話ですが、
あえて分かりやすく言いますと、
安定性の弱い女性は、
この動きすぎを筋力や安定性のトレーニングでリコンディショニングし、
可動性の低い男性は、
動いていない箇所を柔軟や可動性のストレッチやエクササイズでリコンディショニングすると、
ゴルフパフォーマンスアップに繋がったり、
痛みや怪我なく楽しめるようになります。
このように、カラダはもともと、
動くべきところが動き、
安定すべきところが安定すると、
スムーズなパフォーマンスが発揮できる
というような仕組みになっています。
これを【分離と協同】や【Joint by Joint approach】と言います。
では最後にもう一度、その各関節の主な働きを見てみましょう!
足部 - スタビリティ関節
足関節 - モビリティ関節
膝関節 - スタビリティ関節
股関節 - モビリティ関節
仙腸関節/腰椎 - スタビリティ関節
胸椎 - モビリティ関節
肩甲胸郭関節 - スタビリティ関節
肩甲上腕関節(肩関節) - モビリティ関節
肘関節 - スタビリティ関節
手関節 - モビリティ関節
頸椎 - スタビリティ関節
となっています。(足部から頸椎まで順番に、交互になっていますよね!)
参考文献:ファンクショナルトレーニング 機能向上と障害予防のためのパフォーマンストレーニング(文光堂)
の中でGary W. Gray氏が、
『ファンクショナル(機能的)な動作は、適切な関節が、適切な可動域内において適切なタイミングと適切な強度で利用されたときに実現する』と言うとおり、
多くの関節が正常可動域内で動作を行う事ができれば、人間が本来もっている関節の機能を最も有効に活用し、ファンクショナルな動作が実現できるはずである。
と言っています。(とても分かりやすいので引用させて頂きました)
分かりやすく言えば、この状態を作る事ができて初めて、本当の意味での理想的なスイングを獲得する準備ができたという事になります。
もちろん、これは究極の理想の話ですが、この分離と共同の機能やバランスが崩れている所が、あなたの理想的なスイングを妨げていたり、痛みを発生させている原因かもしれません。
原因を探って、カラダに原因があれば、そこがスイングの伸びしろと可能性ですね。
理想的なスイングを目指して、カラダのリコンディショニングをしていきましょう。
ゴルファーの方は、この分離と共同というカラダの構造の仕組みと考え方を、
是非スイングに活かして下さいね。
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