筋トレが痩せる理由③痩せたんぱく質の発現で太りにくい体質に
東京・自由が丘のパーソナルトレーニングジムHEARTBODY代表の江川です。
筋トレが痩せる理由シリーズ第三回(最終回)になります。
太りにくい体質になりたい・・・
そんな方へ、UCP-3タンパク質をご存知ですか?
UCP-3タンパク質とは、安静時において脂肪や糖などのエネルギーを直接エネルギーに変えて消費する働きを持つタンパク質です。
つまり、UCP-3タンパク質が多い人は、痩せやすく太りにくい体質という事ができるのです!
UCP-3タンパク質は、筋肉の中のミトコンドリアに存在するたんぱく質で、肥満の予防改善に役立つとも考えられいる、注目の分子でもあります。
UCP-3タンパク質の量で体質が変える事ができるとも言えますね。
◉UCP-3タンパク質の量と体質の関係
UCP-3タンパク質が多い人は、「浪費遺伝子」を持っていて、エネルギーを浪費しやすく太りにくい体質と言えます。
反対にUCP-3タンパク質が少ない人は、「倹約遺伝子」を持ち、エネルギーを溜め込みやすく太りやすい体質となります。
◉UCP-3タンパク質とはどこに多い?
UCP-3タンパク質は、カラダの中で多く存在する場所があります。
それが、速筋繊維です!
筋肉には、収縮の早い「速筋繊維」と、収縮の遅い「遅筋繊維」があります。
そのうち、UCP-3タンパク質は速筋繊維により多く含まれています。
つまり、速筋繊維を増やす事はUCP-3タンパク質の増加によって太りにくい体質に近づいていくという事になります。
◉筋繊維の割合と体質の関係
一般人の筋肉は、速筋と遅筋が約半々と言われています。
しかしスポーツ選手では、
マラソン選手は遅筋が約80%、短距離選手は速筋が約60%以上になるという発表もあります。
速筋の割合が多いほどUCP-3タンパク質も多く、太りにくい体質という事は、短距離選手のような体質が理想的と言えますね。
では、速筋繊維を鍛えるには、どうしたら良いのでしょうか?
◉速筋繊維を効果的に鍛える方法
速筋繊維を鍛えれば、UCP-3タンパク質の量が増えて太りにくい体質に近づけます。
研究では、筋トレ後にUCP-3タンパク質の発現が増加することが確認されています。
筋トレの嬉しい副次的効果ですね!
そして速筋を効果的に鍛える方法は、、、
おススメは、ギリギリ10回~12回できる重さの筋トレです!
この負荷で目標は3セット。
(タイプⅡaやタイプⅡbというUCP-3タンパク質の多い速筋繊維を多く動員できます)
そして、鍛えるなら大筋群を使う種目です。
(太ももやお尻、背中や胸など)
早速筋トレで速筋を鍛えてUCP-3タンパク質を増やし、太りにくい体質を作っていきましょう!
◉まとめ
・UCP-3タンパク質は安静時のエネルギー消費に関わるタンパク質
・UCP-3タンパク質が多いほど太りにくい体質に
・UCP-3タンパク質は速筋繊維に多く含まれる
・1セット10~12回の筋トレで速筋を鍛えるとUCP-3タンパク質が増加
筋トレには、基礎代謝アップや成長ホルモンの分泌の他にも、痩せタンパク質の発現という驚きの体質改善メカニズムがあったのです!
いかがでしたか?
全3回に渡る”筋トレが痩せる理由シリーズ”が、みなさんの結果につながるヒント、きっかけになれば幸いです!
第1回、第2回をまだご覧になられていない方は、以下からお読みいただけます。
第1回 筋トレが痩せる理由①基礎代謝UPで食べても太りにくい体質に
第二回 筋トレが痩せる理由②痩せホルモンの分泌で脂肪燃焼アップ
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