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痛風の原因と対策

2025/03/07
自由が丘のパーソナルジム

東京・自由が丘のパーソナルジムHEARTBODY代表の江川です。

 

最近受講している分子栄養学のセミナーより、高尿酸血症と痛風に関して学ばせて頂きましたので、アウトプットを含みこちらに紹介させて頂きます。

 

※最後におススメの食べのもも紹介します!

 

高尿酸血症…血液中の尿酸値が異常に高い状態。血中の尿酸値が7.0㎎/dl以上になると高尿酸血症と診断されます。(男性:3.7~7.0mg/dl、女性:2.5~7.0㎎/dl)

 

日本には高尿酸血症に該当する人は1300万人程おり、そのうちの140万人程が痛風を引き起こしていると言われています。

 

尿酸値が高いと痛風を罹患するわけではありませんが、尿酸値が10.0ml/dlを超えると発症しやすく、また男女比では男性が98.5%とそのほとんどが男性です。これにはエストロゲン(女性ホルモン)が関係しているそうです。

 

 

痛風になると、足の親指のあたりに激痛が走り、歩くのもびっこを引いているようになってとても生活が大変と聞きますよね。

 

痛風と言えば、その原因はプリン体だと一般的には連想されるでしょう。

 

プリン体は、食事から約20%、体内(肝臓)で約80%が合成されます。

 

そして体内でプリン体は尿酸となり、腎臓と腸から排泄されます。

 

つまり、尿と便を通して排出されるのですが、このうち尿から70%便から30%が排出されます。

 

と、ここまでを聞いていると、

この排泄が適切にできているかが、痛風を対処するポイントとなりそうですね!

 

 

実は、高尿酸血症の原因には3つのパターンがあり、

 

①過剰産生型 10%

②排出低下型 60%

③混合型 30%

 

と、その比率を見ましても、②排出低下型③混合型が多くを締めており、こちらの対処がポイントになるケースがほとんどであるという事が分かります。

 

つまり、腎臓と腸内が適切に働いているかがポイントとなります。

 

排せつの30%を担う腸(便)は、

・食物繊維の摂取

・発酵食品や乳酸菌・ビフィズス菌の摂取

・水分の摂取

 

などを食事からしっかり摂る事によって、良い腸内環境と適切な排便を促していきましょう。

 

便秘や下痢がある方は、改善していきましょう。

 

 

次に排せつの70%を担う腎臓(尿)は、

・アルカリ性食品を積極的に摂る

・酸性食品の摂りすぎを控える

 

事がポイントとなります。

 

これはどういう事かと言いますと、

人のカラダは弱アルカリ性(pH7.4)が適正なpH値ですが、高尿酸血症の患者では、酸性尿と言ってpH6.4未満になっており、尿酸を尿中に溶解する事ができずに、体内に残ってしまっている。

 

とされているのです。

 

つまり、生活習慣や食習慣を見直し、酸性化した状態から弱アルカリ性の体質へ変えていくと、尿酸が尿中に溶解する事ができ、適切に排出する事ができるようになるというわけです。

 

 

では、酸性食品、アルカリ性食品とは...?

・酸性食品・・・主に動物性食品(肉・魚・卵・パンなど)

・アルカリ性食品・・・主に植物性食品(野菜類・果物類・海藻類・キノコ類)

 

です。

 

つまり、偏りをなくして、主食・主菜・副菜のバランスの良い食事をする事が高尿酸血症・痛風の改善食としては良いという事です。

 

主食は白米より玄米や雑穀米、副菜は多めに2品にするとベターです。

 

また肉や魚などのたんぱく質類が、酸性食品であるからと言って、全てカットしてしまわないように気を付けて下さい。

 

たんぱく質は大切な栄養素ですので、1人前くらいは適量食べ、しっかりと玄米にしたり副菜を増やすことでバランスをとる方が良いと思います。

 

 

コンビニ食やファーストフードなど偏った食事を繰り返している方がいるとすれば、それはカラダが酸性化の一方をたどる事になるでしょう。

 

ここを見直さないと、中々良くならないでしょうし、薬で良くなっても、また繰り返す可能性がありますよね。

 

 

その他にも、ビタミンDの不足やマグネシウム不足など他の要因もいくつかありますが、最後までお読みになって下さった方に、一つとってもおススメの食品をご紹介します。

 

鶏の胸肉 です!!

 

鶏の胸肉に多く含まれるイミダペプチドという成分が、尿酸の産生抑制と尿酸の排泄促進の効果が確認されているそうです!

 

手軽に手に入る、素晴らしい食品ですね。

 

この鶏の胸肉を1日100g食べるようにされてみて下さい。

 

 

もちろん、これだけでは酸性食品に偏ってしまう方もいると思いますので、アルカリ性食品である、副菜(野菜類、果物・海藻類・キノコ類)をお忘れなく!

 

 

こちらを是非、食事改善に取り入れてみて下さい。

 

尿酸は、カラダにとっては最強の抗酸化物質とも言われており、カラダの細胞をダメージ守ってくれる物質でもあります。

 

低すぎても抗酸化が弱まってカラダがダメージを受けてしまいますし、過剰に発生しているとすれば、カラダ強いストレスを受けている可能性もあるとも考えられます。

 

食習慣の改善はもちろんのこと、生活習慣(睡眠やストレス対策、飲酒や喫煙)の改善も可能な限りしていきましょう。

 

 

今回の情報が、皆様のお役に立てれば幸いです!

 

このような形で、パーソナルジムとしてトレーニングはもちろんのこと、栄養や身体の体質などに関するアドバイスもさせて頂いております。

 

お客様のカラダの内側から健康から外側のボディメイクまで、お役に立てれば幸いです。

 

 

パーソナルジムHEARTBODY代表

パーソナルトレーナー

江川陽介

 

 

~東京・自由が丘・奥沢・田園調布・緑が丘周辺でパーソナルトレーニングジムをお探しの方は~

 

- 自由が丘の街で11年 -

パーソナルトレーニングジムHEARTBODY

 

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