ダイエットはどのくらいのペースで落とすべき?
自由が丘のパーソナルトレーニングジムHEARTBODY代表の江川です。
ダイエットはどのくらいのペースで体重を落とすのが良いのだろうか?
とにかく早く体重を落とす事ができたら、もちろんそれが一番の希望だと思います。
しかし、短期間で大幅に体重を落とす事は、カラダへの負荷が大きく体調や健康面でデメリットが起こるのではないか?
といったことは、心配材料となるでしょう。
このダイエットにおける減量ペースについては、目安として 3カ月で体重の5% が一つの目安となります。
体重が50キロの方の場合、3カ月で-1.5kg
体重が60キロの方の場合、3カ月で-1.8kg
程度、という事になります。
これが、適切な代謝が働いていると推測される状態(つまりカラダが健康的な状態)での、本来の安全な範囲のダイエットペースです。
これ以上のペースでダイエットをすると、血糖や鉄欠乏の問題や、副腎や甲状腺機能など、代謝力や自律神経系の働きに影響がでる可能性が高くなります。
これを見ると、かなりゆっくりすぎてもっと早く体重を落としたい!
と感じた方も多いと思います。
実際、今まで3ヵ月のダイエットコースでそれ以上のペースで体重を落とされた方は、何人もおりますが、体調やカラダの状態を確認しながら、実践して頂きました。
この点に関しましては、今までの情報と最新の情報とでバージョンアップされており、以前よりも今の方が、より健康的に、カラダの内部までを考えて栄養指導させて頂くようになっていると思います。
また、その方のスタート時の体質や体調によっても、目標のプランニングは全く変わってきます。
甲状腺機能や血糖コントロール、自律神経の調整など、カラダの代謝に関わる機能が、もし低下している方が、無理に体重を落とそうとした場合、
おそらくカロリー制限による栄養の不足で、代謝機能はより低下して、最悪の場合、頑張ってダイエットしてるのに痩せない...
といった負のスパイラルに陥ります。
食べてないのに痩せない...
という典型的なパターンです。
この状態を長く続けてしまうと、どんどん代謝は低下してカラダも自律神経に無理が働いてしまい、慢性疲労に陥ってしまう可能性もあります。
頑張ってるのに痩せないというのは、一番しんどいケースです。
しかし、それはやり方が間違っているんだ、というヒントでもある事に気づいて頂きたいです。
甲状腺機能を正常に保つには、体重×3%ほどの糖質が必要とも言われています。
50kgの方なら、150g/日の糖質の摂取。
お茶碗1杯分のご飯を、朝昼晩、3回食べておおよそこの糖質の摂取量です。
そんなに食べたら太るんじゃないですか?
はい、少し増えるかもしれません。
しかし、この方にとってはいちど甲状腺機能の正常にして頂く方が優先です。
程度によりますが、数週間、代謝力を戻すために甲状腺機能が回復するところまで栄養を摂って行かなくては、この先も本当の意味で痩せる事が難しいです。
手遅れになる前に、栄養とカラダの事をもっと知っておきましょう。
本音を言えば、この場合クライアントの思考が変わらない限り、痩せる事は難しいです。
間違った情報で頑張っても、いつまでも変わりませんから。
カラダに関して言えば、それが"健康上のリスク"になっていく事に早く気づかなくてはいけません。
これが、プロからのアドバイスです。
少し話はそれましたが、 こういった今と未来のカラダの健康を考えると、安全なダイエットの体重減少のペースは、 3カ月で体重-5% を目安にして頂くと良いでしょう。
それ以上に体重を落とす場合は、長く続けないことは一番ですが、常に体調の変化やカラダの内側の声を十分に聞いていきましょう。
カラダが冷えたり、疲労が取れなかったり、睡眠が浅くなったり、頭痛がしたり、ぼーっとしたり、フラフラしたり、便秘したり、、、
これらは病気ではありませんが、未病と言って、まだ病気ではないけれどその症状が続くと何かしらの病院にかかる事になるかもしれません。
カラダからの異常をあなたに伝えるメッセージです。
車や機械だって、異常ランプは早めに対処しないと、故障したりと大変な事になりますよね。
人のカラダも、ちゃんとメッセージを送ってくれているのです。
健康的なダイエットの考え方が、世の中にもっと広がっていく事を願い、発信を続けていきたいと思います。
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