パーソナルトレーナーは「サービス業」?
東京・自由が丘のパーソナルトレーニングジムHEARTBODY代表の江川です。
パーソナルトレーナーとして仕事を始めて、気がつけば15年が経ちました。
最初のきっかけは、学生時代に始めたフィットネスジムでのアルバイト。そこからこの業界に入り、たくさんのお客様と関わらせていただく中で、日々学び、考えさせられることが多くあります。
今回は、自分自身の経験をもとに、「パーソナルトレーナー」という仕事について少し掘り下げてみたいと思います。
現在ジムに通っている方、これから通おうと考えている方、またはトレーナーの仕事やジム運営に興味のある方の参考になれば幸いです。
パーソナルトレーナーは「何業」?
突然ですが、「パーソナルトレーナー」はどの業種に分類されると思いますか?
タイトルで既に答えを出していますが、私自身の実感としても、これは間違いなく「サービス業」だと考えています。
ある著名なトレーナー兼ジム経営者の方が、セミナーでこんなことをおっしゃっていました。
「新人を採用するなら、経験ゼロでも一流ホテルのサービス経験者が理想。」
つまり、知識や技術以上に、「おもてなしの心」や「人への接し方」が重要だということです。
知識や指導スキルは、時間と努力次第で後から身につけることができます。
ですが、相手を気遣う姿勢や自然なコミュニケーションといった部分は、経験や人間性からにじみ出るもので、なかなかすぐに変えられるものではありません。
私自身も、解剖学、栄養学、心理学、コーチングなど、社会に出てから本当に多くのことを学んできました。
その中で「コーチング業」や「技術職」としての側面を感じる場面も多くありますが、やはり根底には“サービス業”としての在り方があると感じています。
※もちろん、プロアスリートをサポートする現場などでは「指導者」「技術職」としての役割が強くなる場面もあります。
パーソナルトレーニングは「1対1」の仕事
パーソナルトレーナーの大きな特徴は、お客様との「1対1」の関係性です。
30分や60分という時間をマンツーマンで過ごす中で、トレーナーとお客様の「相性」が非常に重要になります。
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話し方や声のトーン
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間の取り方
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会話の内容や量
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身だしなみや清潔感
こういった要素は、トレーニングの指導と同じくらい大切です。
時には、トレーナーの言動ひとつでお客様のモチベーションが大きく変わることもあります。
身体の知識や指導力だけでなく、「人としてどう関わるか」という人間力全体が問われる仕事だと感じています。
理想を言えば、一流ホテルのスタッフのように、お客様の気持ちを自然にくみ取って、気持ちよくトレーニングに取り組んでいただけるような関わり方ができるのがベストです。
極端な例に見える「サービスの形」
少し極端な話ですが、「美人トレーナーだけが在籍するジム」といった、明確なコンセプトを打ち出しているパーソナルジムも存在します。
露出の高いウェアを着た女性トレーナーが、男性客を対象にパーソナルトレーニングを提供するスタイルです。
好みは分かれるかもしれませんが、これはこれで一つの“サービスの形”として成立しています。
10年ほど前、お客様と「ホストが本気でトレーナーになったら敵わないですね」と笑い話をしたことがありますが、それに近いものを感じます。
要するに、それだけこの仕事では「コミュニケーション力」が重視されるということでもあります。
最近、感じる少しの違和感
私の周囲では「パーソナルトレーナー=サービス業」という考え方が自然になっていますが、最近SNSなどを見ていると、それが十分に理解されていないケースも多々あるようです。
実際、お客様自身がSNSにこんな不満を書いていることがあります:
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タメ口で話されて違和感がある
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時間に何度も遅れてくる
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会話が噛み合わない
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食事報告LINEへの返信がない
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指導中にマシンにもたれている
もちろん、関係性やトレーナーごとのスタイルもあるので一概に否定はできません。
しかし、これらの発言にお客様の困惑や不満がにじんでいるのは確かで、やはり「トレーニング指導だけが仕事ではない」という点は忘れてはいけないと思います。
なぜ、こうしたトレーナーが増えているのか?
背景として考えられるのは、「自分がトレーニング好きだからトレーナーになった」という方が増えていることです。
ボディメイクやダイエットブームの中で、パーソナルジムの数も急増し、それに伴ってトレーナーの求人も増えました。
業界の裾野が広がること自体はとても良いことだと思っています。
ただ、根本的に大切なのは、「この仕事が人のサポートをする仕事である」という理解です。
自分がトレーニングを楽しむのと、人に教えるのとでは全く別物です。
それが友人や知人相手ではなく、「お金をいただいてサポートする」という関係である以上、相手の運動能力や性格、気持ちに配慮したコミュニケーションが求められます。
この「サービス業である」という意識が欠けていると、どうしても誤解や不信感を生む場面が増えてしまいます。
トレーニングが「好き」じゃなくても、続けていける理由
最後に少しだけ、私自身についてお話しさせてください。
よく聞かれるのですが、「トレーニングが大好きか?」と聞かれると、正直そこまででもありません(笑)といって、嫌いなわけではありません。
必要だから行いますし、運動が苦手な方の気持ちもよく分かります。
だからこそ、「無理なく続けること」や「習慣化の大切さ」を、お客様と一緒に考えることができるのかもしれません。
トレーナーはマッチョでなければいけない、というわけでは決してありません。
このことについては、また次のブログ「トレーニングが好きじゃないパーソナルトレーナー!?」に書いていますので、合わせてご覧ください。
まとめ:やっぱり、パーソナルトレーナーはサービス業
SNSなどの影響もあって、パーソナルトレーナーに対してあまり良いイメージを持っていない方も一定数いらっしゃるようです。
ですが、誠実に仕事と向き合っているトレーナーも、たくさん存在します。
この仕事の本質は、「人と人との信頼関係」にあります。
信頼の上にこそ、的確な指導や継続的なサポートが成り立つと思っています。
もし、あなたにとって今、良いパーソナルトレーナーに巡り合えてなかったとしても、きっと、あなたの近くにも、誠実に対応してくれる素晴らしいトレーナーがいるはずです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事が、トレーナー選びやジム通いのヒントになれば嬉しく思います。
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